人生は白い犬(=尾も白い)

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国境の仕掛け

栃木県と福島県の県境をはさんでそれぞれ異なる神社がある。

ここは旧奥州道中(街道)、そして古くは鎌倉街道であった。
現在は国道294号線で、部分的には旧陸羽街道とも称される。
千葉県柏市から茨城県南部・西部、栃木県を通って福島県会津若松市までを結ぶ一般国道であり、その延長は241.8kmである。

国道4号線の幹線道路を避けて、しばしば裏街道的な294号線を走るが(by my car, not running)、道路は部分的に広かったり狭かったり。
そしてこの県境は狭いので、街道歩きのときは大型自動車に細心の注意をして歩いたものである(on foot, not by my car)。
今では大型トラックが結構走行するので、実際に両神社見学の時には、十分に注意されたい。


栃木県からみた県境
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玉津島神社
P3204588玉津島神社

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祭神は衣通姫(そとおりひめ)であり、紀州和歌の浦の玉津島神社を11世紀に勧請したものである。
衣通姫は記紀(古事記・日本書紀)には絶世の美女と伝承されている。
和歌の神である。

神社西側には駐車場もあり、那須町の観光スポット的史跡である。


御由緒書き
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女性神は内、自らの国を守ると考えられ、下野の国には玉津島神社が祀られ、そして外、岩城の国、他地方を抑する住吉神社は男神の中男筒命(なかつつおのみこと)が祭神として祀られている。中男筒命も和歌の神様である。
しかし後ほど県境を越えて、福島県白河市にある社を訪れると、まったく逆のことが説明されている。

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どういうわけか、社の右側には大日如来坐像が、平成の時代だが寄贈され鎮座している。

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さて、車に十分注意をして福島県側に入って見よう。

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福島県側の道路は道幅が狭く、神社参拝・観光客用の駐車場も無い。
那須町の駐車場に車を置いて歩いていく。


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3.11で被災した鳥居はまだ修復がされていない。

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奉納額が目にはいる。

和算額
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御由緒書き
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陸奥(岩城か?)側には玉津島神社、下野側には住吉神社とあり、それぞれ自国を内なる国として捕らえているわけだ。
これが視点の相違であり、かつて学んだ異なる視点での思考の重要性を思い出した。

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龍は水の神様であり、火伏せのために彫られることが多い。

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空想の動物などを刻んだ彫刻も見事である。


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P3204611.jpg


さてこの神社の反対側には‘二所の関’の説明がある。
関所が二箇所あるということである。
境の明神のあるところには、現存しないが関所があったという。
そして、この街道の南にもうひとつ別の関所、白河の関がある。
今日では史跡として観光客も多数訪れる。
ではそちらの街道はなんだろうか、古い街道のひとつ東山道である。

それではそちらも紹介しよう。



道の駅、伊王野から北上する。

追分の明神と記されたところがある。

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栃木県と福島県の県境、下野の国と岩城の国の県境である。

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ここから白河道とある。
白河の関までは走って(by car, not running)数分である。

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追分の明神である。
県境手前のため栃木県那須町の史跡になっている。

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義経伝説は至るところにある。

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坂上田村麻呂の名が出てくると、東山道を北上し、戦勝祈念のため八幡神社を建てたとの説明があちらこちらにあるが、ここでは住吉玉津島神社である。
陸奥川の神社は残念ながら残っていない。

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そして数分車で走ると白河の関である。

白河の関入り口
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このほか、栃木県大田原市から茨城県大子町にいたる県境にも、明神峠という地名があるが、社の痕跡は見つけることが出来なかった。

昔の国境って、仕掛けがあるもんだと、しみじみ思ったしだいです。

ご訪問感謝いたします。
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| 社寺 | 15:32 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いつも、勉強になります、quitaさんのブログv-218
和算額って初めて知りましたe-2昔の人は色々考えたものですねe-257
見つけましたよ、うつってますね、あれがe-451

それにしても、大日如来さん、美しいことe-349

| メグラン | 2012/06/01 22:25 | URL |

故郷では色々発見あり

メグランさん

東京から故郷に移り住んで10数年。
外にいると意外と知らないことが多いことに気がつきました。
そして何故そこにそれがあるのかに関心を持ち、土日はあちこち足をのばすことが多くなりました。

日本にいて外国に行くと、日本のことで分からないことが多いのと同じですね。

| quita | 2012/06/02 09:21 | URL |

見事ですね

素晴らしいですね、構成もバッチリ、その辺の観光案内より分りやすくなおかつ勉強になります、けど良く知ってますね。
今までの読んでて思うのは、それぞれの歴史を知る事が重要ですね。
高野山は灯台下暗しで知らない事が多かったですが、知らない事を知ると得した気持ちになります。

| 倉治 | 2012/06/02 15:22 | URL |

身近なところから

倉治さん

若いときは故郷が嫌いで18歳で東京に行き、戻るつもりはありませんでした。
しかし広い家が欲しくて実家を建て替え、新幹線通勤に。
土日は故郷の事物とじっくり見つめ合う機会ができ、売ろき回って見聞をつなげたら、こんなブログ内容になった次第です。
今後ともご愛読よろしくお願い致します_(._.)_

| quita | 2012/06/02 16:50 | URL |

気が付いてみると、自分の基盤のなるところで、すごいいろいろといい発見があったのですね^^

ところで1つ質問が。。こういう神社とはまたタイプが違うと思うのですが、よく離島にいくと、いたるところに神社があります。鳥居と神様だけなんだけれども。。地域によって違うのかなぁ~と思いつつ、たぶん大半は海の神様なのかな?と。。

| gilbert | 2012/06/02 22:07 | URL |

何故そこに神社があるのか?

gilbertさん

何故あるのか、そしてその祭神はなにか?

まあ、これが神社巡りをするに至った理由の一つですね。
東道山など古街道に沿って、坂上田村麻呂が勧進した八幡神社と称されるのが複数あります。
単純に、対蝦夷(えみし)戦勝祈念のためなんですね。
それぞれの土地で祭神は違い、鳥居は神域の結界で、海ならば海に関する祭神となるはずですね。
農耕盛んなところは龍だったり、雷だったりの水の神様だったり、稲成る(稲荷)だったりね~。

答えになっているのでしょうか、消火不良でショウか~?

| quita | 2012/06/04 09:25 | URL |

お答えくださりどうもありがとうございました^^
なんとなく、わかったような~感じだったりしています。
島にいくと、いろんな神様がたくさんいるからなぁ~と思いつつ、なるほど、鳥居の意味を考えれば少しなぞがとけそうかも。。どうもありがとうです^^

| gilbert | 2012/06/04 21:49 | URL |

調べると、気がつくとオモロイ~

gilbertさん

神様の受け持ちはそれぞれ違っています。
祝詞書き下ろしの時には、祈念内容によって、どの神様にするのか、手引書(辞書)で神様を見つけます。
1柱だけじゃなく、にぎやかに複数柱書き込んだりしてね。

海の領域は分からないけど、風をつかさどる神様、豊漁をつかさどる神様など色々なんでしょうね。
稲成る(稲荷)、五穀を相当するのに相当する神様は誰なんでしょうと、興味がわいてきました。

古事記では海彦が兄の山彦より優れていたため、天皇継承権を授かったと記憶しています。
海彦関係では竜宮伝説もでてきますね~

と、またまた深みにはまりそうです~

| quita | 2012/06/05 09:26 | URL |















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